八幡市では、今後も大型物流施設の整備が続きます。
なかでも戸津水戸城で進む「MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱ」は、2棟合わせて延床面積24万㎡を超える大規模プロジェクトです。
Ⅰはすでに着工しており、Ⅱも2026年中の着工が予定されています。
このページでは、八幡市で今後完成する大型物流施設について、計画・着工・竣工予定を時系列で整理します。
物流施設は計画発表から完成まで数年かかることもあります。その間に計画内容やスケジュールが変更される可能性もあるため、このページでは新しい情報を確認するたびに更新していきます。

八幡市で今後できる大型物流施設
現時点で、具体的な計画を確認できる主な大型物流施設は以下の通りです。
| 施設名 | 場所 | 延床面積 | 現在の状況 | 竣工予定 |
|---|---|---|---|---|
| MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ | 戸津水戸城 | 約78,155㎡ | 建設中 | 2027年8月末 |
| MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ | 戸津水戸城 | 約161,488㎡ | 着工予定 | 2028年9月末 |
| 特定流通業務施設 | 八幡市内 | 詳細未公表 | 開発審査会で審議済み | 未定 |
※2026年9月時点で確認できる公開情報をもとに整理しています。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ
現在建設が進んでいるのが「MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ」です。
三井不動産と日鉄興和不動産が共同で開発する大型物流施設で、2026年3月16日に着工しました。
所在地は八幡市戸津水戸城301ほか。
延床面積は約78,155㎡、地上4階建てで、2027年8月末の竣工が予定されています。
第二京阪道路の京田辺松井ICから約3.7km、新名神高速道路の八幡京田辺ICから約2.8kmという立地も特徴です。
施設の特徴
単純な倉庫としてではなく、広域物流を担う拠点として計画されています。
三井不動産によると、新名神高速道路や第二京阪道路などへのアクセスを生かし、京都・大阪・神戸を結ぶ広域配送拠点として位置付けられています。
また、Ⅰでは1階のトラックバースを車庫登録できる仕様とし、倉庫・車庫・事務所を一体化した営業拠点として利用できる設計も採用されています。
物流企業にとっては、単なる保管場所ではなく、配送拠点として使いやすい施設になっている点がポイントです。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ
Ⅰに続いて整備されるのが「MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ」です。
こちらはⅠの南側に計画されており、延床面積は約161,488㎡。
Ⅰの約2倍の規模になります。
地上4階建て、ダブルランプ方式が採用される予定です。着工は2026年11月、竣工は2028年9月末の予定と、2026年7月の三井不動産の最新の開発計画で示されています。
なお、2026年3月の当初発表では10月着工予定とされていました。その後、7月の開発計画で11月予定と更新されています。
このように大型開発ではスケジュールが変更されることもあるため、このページでは最新情報を優先して更新します。
2棟合わせると24万㎡超
MFLP・LOGIFRONT京都八幡ⅠとⅡを合わせると、延床面積は約24万㎡を超えます。
これは単独の物流施設として見ても非常に大きな規模です。
三井不動産は、この2棟を合わせて大規模物流拠点として位置付けています。地域の治水向上を目的とした河川の付け替えや湛水池の整備、施設内での地元農産物を使った商品の販売なども計画されています。
物流施設の建設というと、どうしても「大きな倉庫ができる」というイメージになりがちです。
しかし、この規模になると周辺の道路、治水、雇用、企業立地などにも関係してきます。
八幡市にとっては、単なる一企業の施設建設というより、地域の土地利用そのものを変える規模の開発として見る必要があります。
では、これほど大きな物流施設は、街にとってどのような存在になるのでしょうか。
物流施設と地域の関係については、「巨大物流施設は街にとって何なのか?」で詳しく考えています。
八幡経済圏で進む物流機能の拡大については、MFLP・LOGIFRONT京都八幡の開発計画や地域への影響も含めて確認することで、今後の地域の変化をより具体的に捉えられます。
八幡市内では別の物流開発も確認されている
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱ以外にも、八幡市では物流関連の開発が進む可能性があります。
2026年7月24日に開催された京都府開発審査会では、市街化調整区域における「特定流通業務施設」の建築を目的とする開発行為が八幡市の案件として審議され、異議のない旨の答申が出ています。
ただし、現時点で公開されている議事要旨だけでは、施設名、規模、事業者、完成時期などの詳細までは確認できません。
そのため、このページでは現段階で具体的な施設名や規模を推測して掲載しません。
今後、事業者や行政から詳細が公表された場合には、情報を追加します。
なぜ八幡市で物流施設が増えているのか
八幡市の物流開発を考えるとき、施設そのものだけを見ると全体像が見えにくくなります。
重要なのは道路網です。
八幡市周辺には、
- 新名神高速道路
- 第二京阪道路
- 国道1号
- 京滋バイパス
- 京奈和自動車道
などがあり、京都・大阪・奈良方面へアクセスしやすい位置にあります。
八幡市も、新名神高速道路や第二京阪道路などの交通インフラを活用した物流・ものづくり関連の地域経済牽引事業を促進する区域を設定しています。京都府の基本計画では、八幡東IC周辺、内里・戸津区域、八幡京田辺JCT・IC周辺などが重点促進区域として位置付けられています。
つまり、物流施設が増えているのは単なる偶然ではありません。
道路インフラ+土地利用政策+物流需要
この3つが重なっていることが、八幡市の物流開発を考えるうえで重要です。
大型物流施設が増えると雇用はどう変わる?
大型物流施設が完成すると、どの程度の雇用が生まれるのでしょうか。
現時点では、MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱについて具体的な雇用人数は公表されていません。
そのため、「24万㎡だから何人の雇用が生まれる」といった推計は、この段階では行いません。
ただ、物流施設にはさまざまな仕事があります。
例えば、
- 倉庫内作業
- フォークリフト
- 入出荷管理
- 物流事務
- 配車
- ドライバー
- 設備管理
- 警備
- 清掃
- 管理職
などです。
さらに施設へ入居する企業によっては、物流以外の事務・管理・営業職などが発生する可能性もあります。
だからこそ、このサイトでは「施設が完成した」という情報だけで終わらせず、その後の求人まで追跡します。
八幡市の物流開発はどこまで続くのか
ここで一つ考えておきたいのが、八幡市で物流施設がどこまで増えるのかという問題です。
八幡市には物流施設を建設できる土地が無限にあるわけではありません。
市街化調整区域を含む土地利用では、農地、道路、治水、周辺住民の生活環境など、さまざまな条件を調整する必要があります。
一方で、京都府の地域経済牽引事業に関する計画では、八幡東IC周辺、内里・戸津、八幡京田辺JCT・IC周辺などで物流やものづくり関連分野を重点的に促進する方針が示されています。
そのため、今後も物流関連の開発計画が出てくる可能性はあります。
ただし、「今後も大型物流施設が次々に建つ」と断定する段階ではありません。
今後どの土地で、どのような事業が具体化するのかを確認していく必要があります。
八幡市の物流開発を「施設の完成」で終わらせない
大型物流施設について、本当に追うべきなのは完成日だけではありません。
八幡ビジネス通信では、
計画
↓
開発許可
↓
着工
↓
竣工
↓
テナント企業
↓
求人
↓
稼働
↓
周辺地域への影響
という流れで追跡していきます。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱについても、今後どの企業が入居するのか、どのような求人が出るのか、交通量や周辺の店舗・サービスに変化があるのかを確認していく予定です。
施設の延床面積だけを見て「八幡市の経済が活性化する」と結論づけるのではなく、実際に何が変わったのかを記録する。
それが、このサイトで大型開発を追う意味だと考えています。
今後の更新予定
新しい物流施設の計画や開発情報が確認できた場合は、このページに追加します。
特に以下の情報を重点的に追跡します。
- 新規物流施設の計画
- 開発許可
- 着工
- 竣工予定日の変更
- テナント企業
- 求人情報
- 道路・交通への影響
- 治水・周辺環境への対応
現在はMFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱが中心ですが、今後新しい大型物流施設が具体化すれば随時追加していきます。
情報について
掲載内容は、事業者や行政機関などが公開している情報を中心に整理しています。
計画段階の事業は今後変更される可能性があります。
また、詳細が公表されていない開発については、推測で施設名や規模を掲載しません。
2026年9月時点の情報を基準とし、今後の発表に合わせて更新します。

