京都府八幡市では、MFLP・LOGIFRONT京都八幡のような大型物流施設の開発が進む一方、以前から物流センターや倉庫、フルフィルメントセンターなども立地しています。
八幡市の物流を考えるとき、「大型物流施設が多い地域」とだけ捉えると、実際の物流機能を見落としてしまいます。
大型物流施設、物流センター、倉庫、フルフィルメントセンター、特殊用途の倉庫など、規模や役割の異なる施設が存在するためです。
このページでは、八幡市内で公開情報から確認できる物流施設をDBとして整理します。
施設名、所在地、施設の種類、規模、稼働状況などを一覧で確認できるようにし、今後新しい施設や開発計画が確認できた場合は随時更新します。
「八幡市にどんな物流施設があるのか」を調べるときの入口としてご利用ください。
八幡市の物流施設一覧
現在、公開情報から確認できる主な物流施設を一覧にしています。
八幡市の物流施設には、10万㎡を超える大型物流施設だけでなく、物流センター、倉庫、フルフィルメントセンター、特殊用途の施設なども含まれます。
そのため、ここでは施設の規模だけではなく、物流機能の違いも分かるように整理しています。
※「物流施設」として掲載しているのは、公開情報から倉庫・物流センターなどの物流機能を確認できる施設です。運送会社の営業所であることだけが確認できる場所は、原則として対象外としています。
| 施設名 | 種類 | 所在地 | 規模・特徴 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ | 大型物流施設 | 戸津水戸城 | 延床約7.8万㎡ | 建設中 |
| MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ | 大型物流施設 | 戸津水戸城 | 延床約16.1万㎡ | 着工予定 |
| AZ-COM Logistics京都 | 大型物流センター | 八幡カイトリ | 土地約3.8万㎡ | 稼働中 |
| PhyDiOS京都フルフィルメントセンター | フルフィルメントセンター | 美濃山古寺 | 延床約1.07万㎡ | 稼働中 |
| 八幡物流センター(バル・コーポレーション) | 物流センター | 下奈良野神 | 食品・生活雑貨等 | 稼働中 |
| 京都物流センター(山陽自動車運送) | 物流センター | 内里河原 | 保管施設965坪 | 稼働中 |
| 京神倉庫 八幡支店 | 倉庫・物流拠点 | 上奈良池ノ向 | 倉庫・物流拠点 | 稼働中 |
| 光陽商事 八幡営業所 | 倉庫・物流拠点 | 上津屋八王子 | 物流拠点 | 稼働中 |
| 八幡化学品センター | 特殊倉庫 | 下奈良野神周辺 | 危険物関連 | 稼働中 |
| ダイシン物流 八幡営業所 | 倉庫・物流拠点 | 下奈良野神周辺 | 倉庫・物流拠点 | 稼働中 |
八幡市の物流施設を種類別に見る
八幡市の物流施設は、すべて同じ役割を持っているわけではありません。
大型物流施設だけでなく、EC物流を担うフルフィルメントセンター、地域配送を支える物流センター、特殊な保管機能を持つ倉庫などがあります。
大型物流施設
代表的なのが、戸津水戸城で開発が進むMFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱです。
Ⅰは2026年3月に着工し、2027年8月末の竣工予定。
Ⅱは2026年11月の着工予定で、2028年9月末の竣工予定です。
2棟を合わせると延床面積は24万㎡を超えます。
単なる倉庫としてではなく、関西圏の広域物流を支える大規模な物流拠点として見ることができます。
フルフィルメントセンター
美濃山古寺にはPhyDiOS京都フルフィルメントセンターがあります。
フルフィルメントセンターは、商品の保管だけでなく、入庫、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷など、EC物流に必要な業務をまとめて担う施設です。
そのため、一般的な倉庫とは役割が異なります。
物流センター・倉庫
八幡市には、大型物流施設以外にも物流センターや倉庫が存在します。
地域配送、商品の保管、入出庫など、それぞれの施設によって役割は異なります。
大型物流施設だけを見ていると、こうした既存の物流機能を見落としやすいため、このDBでは可能な範囲で幅広く掲載します。
特殊用途の物流施設
八幡化学品センターのように、一般的な荷物を保管する施設とは異なる用途の倉庫もあります。
危険物など特殊な管理が必要な物資を扱う施設は、建物の大きさだけでは物流拠点としての重要性を判断できません。
今後DBを更新する際も、施設規模だけでなく「何を扱う施設なのか」という視点を重視します。
八幡市の物流施設が集まるエリア
八幡市内の物流施設を見ると、いくつかの地域に物流機能が集まっています。
戸津・美濃山周辺
現在、八幡市で特に大きな物流開発が進んでいるのが戸津・美濃山周辺です。
戸津水戸城ではMFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱの開発が進んでいます。
また、美濃山古寺にはPhyDiOS京都フルフィルメントセンターがあります。
第二京阪道路や新名神高速道路へのアクセスを活かした広域物流との関係が強い地域です。
八幡カイトリ周辺
八幡カイトリにはAZ-COM Logistics京都があります。
大型物流施設の新設だけではなく、すでに稼働している物流拠点が存在する地域として見ることができます。
下奈良・内里周辺
下奈良から内里にかけても、物流センターや倉庫などが確認できます。
大型物流施設だけでなく、地域の保管・配送を支える既存施設が存在していることが、この地域の物流機能を考えるうえで重要です。
八幡市の物流は「大型物流施設がある地域」というだけではなく、こうした既存の物流拠点が重なって形成されています。
八幡市で特に注目される大型物流施設
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰは、八幡市戸津水戸城で開発が進む大型物流施設です。
2026年3月16日に着工し、2027年8月末の竣工が予定されています。
延床面積は約7万8,155㎡。
第二京阪道路の京田辺松井ICから約3.7km、新名神高速道路の八幡京田辺ICから約2.8kmという立地も特徴です。
三井不動産と日鉄興和不動産による共同開発で、Ⅱと合わせて延床面積24万㎡を超える大規模物流拠点になります。

MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱは、Ⅰの南側で計画されている大型物流施設です。
延床面積は約16万1,488㎡、地上4階建て。
2026年11月の着工予定、2028年9月末の竣工予定です。
施設単体でも非常に大きな規模ですが、ⅠとⅡを合わせると24万㎡を超えます。
そのため、八幡市の物流施設を考えるうえでは、今後の物流機能を大きく左右する施設の一つです。
→MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱ着工のプレスリリース

AZ-COM Logistics京都
八幡市八幡カイトリにはAZ-COM Logistics京都があります。
関西丸和ロジスティクスの物流拠点として利用されており、2026年3月期の有価証券報告書でも物流センター施設・車両を備えた事業所として確認できます。
土地面積は約3.8万㎡です。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡のような新設大型施設だけでなく、すでに稼働している物流拠点が存在していることを示す施設です。
八幡市に物流施設が集まる理由
八幡市に物流施設が集まる背景には、道路網と周辺都市へのアクセスがあります。
第二京阪・新名神へのアクセス
八幡市周辺には国道1号、第二京阪道路、新名神高速道路などの広域交通網があります。
特に第二京阪道路と新名神高速道路を利用できることは、京都・大阪方面だけでなく、関西圏の広域配送を考えるうえでも重要です。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡も、こうした高速道路網へのアクセスを前提に計画されています。
京都と大阪の中間に位置する立地
八幡市は京都市と大阪市の間に位置し、周辺には枚方市、京田辺市、久御山町などがあります。
そのため、京都・大阪双方への配送を考える物流企業にとって、広域配送の拠点として検討しやすい立地です。
産業・物流系土地利用の進展
交通インフラだけでなく、八幡市南部では産業・物流系の土地利用も進んでいます。
戸津、内里・上奈良、八幡インター南、美濃山古寺などでは、それぞれ地区計画などによって土地利用の方向性が示されています。
つまり八幡市の物流集積は「道路がある」だけではなく、
「物流に適した道路網」
+
「産業・物流系土地利用」
+
「京都・大阪へのアクセス」
が重なって形成されていると見ることができます。
物流施設が増えると八幡市はどう変わるのか
物流施設は、建物が完成した時点で役割が終わるわけではありません。
重要なのは、その施設をどの企業が利用し、どのような物流機能が入り、どのような仕事が生まれるのかです。
物流企業・入居企業
大型物流施設には、3PL企業、メーカー、小売企業、EC関連企業、運送会社など、さまざまな企業が入居する可能性があります。
同じ物流施設でも、入居する企業によって必要な人員や設備、車両、物流機能は変わります。
そのため、施設が完成した後は「誰が使っているのか」を見ることが重要です。
八幡経済圏で活動する物流企業については、物流企業DBで整理しています。
求人・雇用
物流施設が稼働すれば、倉庫作業、フォークリフト、ドライバー、物流管理、事務、設備管理など、さまざまな仕事が発生する可能性があります。
ただし、施設が大きいからといって、そのまま地域住民の雇用が大きく増えるとは限りません。
どの企業が入居し、どのような職種を募集するのかまで確認する必要があります。
八幡ビジネス通信では、物流施設の開発情報だけでなく、入居企業や求人情報まで追っていきます。
道路・周辺地域への影響
大型物流施設が増えると、トラックなどの物流交通も増える可能性があります。
そのため、物流施設の開発を見るときは、建物の規模だけでなく、周辺道路や交通への影響も見る必要があります。
今後は施設の開発、企業の進出、求人、交通という複数の情報をつなげて、八幡市の物流の変化を追っていきます。
この物流施設DBについて
このページでは、八幡市内で公開情報から確認できる物流施設・物流拠点を整理しています。
掲載情報は、施設の公式情報、企業情報、行政資料、報道など、公開されている情報をもとに確認しています。
掲載する施設
原則として、次のような物流機能を確認できる施設を掲載します。
・大型物流施設
・物流センター
・倉庫
・フルフィルメントセンター
・特殊用途の物流施設
・その他、物流拠点として確認できる施設
一方、運送会社の営業所や本社があるだけで、物流施設としての機能を確認できない場合は原則として掲載対象から外します。
情報の更新について
物流施設は、名称変更、入居企業の変更、稼働状況の変更、新設計画、施設の閉鎖などが発生する可能性があります。
そのため、このDBは一度作って終わりではなく、新しい公開情報を確認した場合に随時更新します。
また、「計画中」「建設中」「稼働中」などの状況も、できるだけ最新の情報に更新します。
なお、この一覧は「八幡市内の物流施設をすべて網羅した」とするものではありません。
今後の調査で確認できた施設についても追加していきます。
八幡市の物流をさらに見る
八幡市の物流をさらに詳しく調べる場合は、テーマごとに以下の記事で確認できます。

八幡市だけでなく、枚方市、京田辺市、久御山町、城陽市、伏見区、長岡京市、宇治市、大山崎町など周辺地域まで含めた物流施設を確認できます。

今後新設される物流施設や建設計画を確認できます。

物流施設が立地する背景となる土地利用や開発計画について確認できます。
まとめ|八幡市の物流施設は大型施設だけではない
八幡市には、MFLP・LOGIFRONT京都八幡のような大規模物流施設だけでなく、物流センター、倉庫、フルフィルメントセンター、特殊用途の物流施設など、さまざまな物流拠点があります。
特に戸津・美濃山周辺では大型物流施設の開発が進み、八幡カイトリや下奈良・内里周辺には既存の物流拠点も存在しています。
今後、MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱが完成すれば、八幡市の物流機能はさらに大きく変化する可能性があります。
ただし、物流施設の規模だけを見ても、地域の物流構造は分かりません。
どの企業が利用するのか。
どのような物流機能が入るのか。
どのような求人が生まれるのか。
周辺道路や地域にどのような変化が出るのか。
こうした情報まで追うことで、八幡市の物流がどのように変化しているのかが見えてきます。
八幡ビジネス通信では、この物流施設DBを継続的に更新し、施設・企業・求人・地域の変化をつなげて記録していきます。
よくある質問
八幡市には大型物流施設がどのくらいありますか?
八幡市では、MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱのような大規模物流施設のほか、AZ-COM Logistics京都などの大型物流拠点も確認できます。
ただし、八幡市の物流施設は大型施設だけではありません。
物流センター、倉庫、フルフィルメントセンターなども存在するため、このページでは種類を分けて整理しています。
八幡市で今後できる大型物流施設はありますか?
現在特に注目されているのがMFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱです。
Ⅰは2026年3月に着工し、2027年8月末の竣工予定。
Ⅱは2026年11月の着工予定で、2028年9月末の竣工予定です。
八幡市で物流施設が多い場所はどこですか?
特に戸津・美濃山周辺、八幡カイトリ周辺、下奈良・内里周辺などに物流施設が確認できます。
ただし、施設の種類や規模は地域によって異なります。
八幡市の物流施設で働く求人も探せますか?
物流施設そのものの一覧と、そこで発生する求人は別の情報です。
八幡ビジネス通信では、物流施設だけでなく、ドライバー、倉庫作業、フォークリフト、物流管理などの求人についても別記事・DBで整理しています。
この物流施設一覧は八幡市内のすべての施設ですか?
いいえ。
公開情報から確認できた施設を整理しており、現時点ですべての物流施設を網羅したものではありません。
今後の調査で確認できた施設についても追加していきます。

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