八幡市の人口は、1995年をピークに減少傾向に入っています。
一方で、世帯数は人口と同じようには減っていません。人口が減少する中でも世帯数は増えており、1世帯あたりの人数が少なくなっています。
これは、単純に「八幡市の人口が減っている」というだけでは見えない変化です。
このページでは、八幡市の人口・世帯数を長期的に整理しながら、今後の地域経済や住宅、商業、雇用との関係も追っていきます。
八幡市の人口・世帯数の推移
まずは国勢調査による人口と世帯数の推移です。
| 年 | 人口 | 世帯数 | 1世帯あたり人口 |
|---|---|---|---|
| 1970年 | 50,132人 | 14,694世帯 | 3.41人 |
| 1975年 | 64,882人 | 19,274世帯 | 3.37人 |
| 1980年 | 72,356人 | 21,754世帯 | 3.33人 |
| 1985年 | 73,682人 | 23,789世帯 | 3.18人 |
| 1990年 | 74,252人 | 25,010世帯 | 3.03人 |
| 1995年 | 75,779人 | 26,146世帯 | 2.82人 |
| 2000年 | 74,227人 | 27,351世帯 | 2.71人 |
| 2005年 | 74,252人 | 28,795世帯 | 2.58人 |
| 2010年 | 73,682人 | 29,259世帯 | 2.48人 |
| 2015年 | 72,664人 | 30,554世帯 | 2.38人 |
| 2020年 | 70,433人 | 30,554世帯 | 2.31人 |
※国勢調査。世帯数・1世帯あたり人口については統計資料の定義に基づいて整理。
八幡市の人口は、男山団地などの開発によって1970年代に大きく増加しました。
1995年には75,779人となり、現在確認できる国勢調査ではこの年がピークです。
その後は減少に転じ、2020年には70,433人となりました。
1995年から2020年までの25年間で、人口は約5,300人減少しています。
一方、世帯数は増加しています。
1995年の26,146世帯から2020年には約3万世帯まで増えました。
つまり、人口は減っているのに、世帯数は増えているという状態です。
これは八幡市の人口動向を見るうえで重要なポイントです。
2026年の八幡市人口は約6万8,000人
国勢調査は5年ごとのため、現在の人口を見るには住民基本台帳の数字も確認する必要があります。
八幡市が公表している人口集計表によると、2026年8月末時点の住民基本台帳人口は67,696人、世帯数は34,507世帯です。
2026年8月末
- 人口:67,696人
- 男性:32,996人
- 女性:34,700人
- 世帯数:34,507世帯
国勢調査の2020年人口70,433人と比べると、約2,700人減っています。
ただし、国勢調査と住民基本台帳では統計の作り方が異なるため、単純な増減率として扱う際には注意が必要です。
このページでは、長期的な比較は国勢調査、足元の変化は住民基本台帳という形で使い分けます。
人口が減っても世帯数が増える理由
八幡市では、人口の減少と世帯数の増加が同時に進んできました。
その結果、1世帯あたりの人数は大きく低下しています。
1995年には1世帯あたり約2.8人でしたが、2020年には約2.3人です。
背景には、世帯の小規模化があります。
子どもが独立した世帯、高齢者だけの世帯、単身世帯などが増えると、人口が大きく変わらなくても世帯数は増えます。
八幡市の資料でも、高齢者がいる世帯の増加や、1~3人程度の世帯が増えていることが確認されています。
そのため、人口を見るときには「何人住んでいるか」だけでなく、何世帯が暮らしているのかを見る必要があります。
これは住宅需要や小売、介護、医療、生活サービスなどを考える際にも重要な数字になります。
八幡市では高齢化も進んでいる
人口減少と並んで、もう一つ大きな変化が年齢構成です。
2020年の国勢調査では、八幡市の人口70,433人に対して、65歳以上の人口は約2万2,000人でした。
高齢化率は約31.5%です。
2015年は28.3%だったため、5年間で高齢者の割合は上昇しています。
一方、15~64歳の生産年齢人口は2015年の42,516人から2020年には39,701人へ減少しました。
0~14歳の年少人口も、2015年の9,485人から2020年には8,188人へ減っています。
| 年 | 0~14歳 | 15~64歳 | 65歳以上 |
|---|---|---|---|
| 2015年 | 9,485人 | 42,516人 | 20,507人 |
| 2020年 | 8,188人 | 39,701人 | 22,054人 |
この変化は、八幡市の経済を考えるうえでも重要です。
働く世代が減少する一方で、高齢者の割合が高くなると、地域で必要とされる仕事やサービスも変わっていきます。
人口減少=地域経済が縮小、とは限らない
人口だけを見ると、八幡市は縮小傾向にあります。
しかし、地域経済を考える場合は人口だけでは判断できません。
八幡市では、物流施設や産業系の開発が進んでいます。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱをはじめ、八幡市周辺では物流・産業拠点の整備が続いています。
一方で、橋本駅前では住宅や都市機能に関わる整備が進められてきました。
ただ、橋本駅南側で計画されていたマンションは、発掘調査で橋本陣屋跡の遺構が見つかったことで、現在は当初の計画とは異なる方向へ動いています。
詳しい経緯は「橋本駅前のマンション計画はどうなった?橋本陣屋跡の保存問題を解説」で整理しています。
つまり、
人口の動き
↓
住宅・世帯の変化
↓
働く人の変化
↓
企業・物流施設の増減
↓
商業・サービス需要の変化
という複数の流れを一緒に見る必要があります。
人口が減っているからといって、すべての地域経済が同じように縮小するとは限りません。
逆に、物流施設や企業が増えても、それがそのまま市内人口の増加につながるとも限りません。
八幡ビジネス通信では、この違いを今後のデータで追っていきます。
八幡市の将来人口はどうなるのか
八幡市がまとめた将来人口の資料では、今後も人口減少が続く見通しが示されています。
一方で、八幡市は人口減少を前提にしながらも、「住まう先」「訪れる先」「働く先」として選ばれるまちを目指す方向を示しています。
つまり、人口を増やすことだけを地域政策の目標にするのではなく、人口が減少する中でも地域の活力を維持することが重要になります。
ここは今後の八幡市を見るうえで重要なポイントです。
人口そのものだけでなく、
- 市内で働く人が増えているか
- 市外から通勤してくる人が増えているか
- 新しい企業が進出しているか
- 物流施設の稼働によって雇用が増えているか
- 住宅開発によって若い世代が入っているか
- 商業施設や生活サービスが増えているか
といった数字を合わせて見る必要があります。
八幡市の人口データは今後も更新
八幡市の人口は、今後も毎月変化します。
そのため、このページでは最新の住民基本台帳人口を追加しながら、長期的な国勢調査のデータも残していきます。
特に注目したいのは、人口減少のスピードと世帯数の変化がどうなるかです。
さらに、物流施設や企業の増加、住宅開発、求人の変化を重ねることで、八幡市の人口が地域経済にどのような影響を与えているのかが見えてきます。
人口だけを追うのではなく、企業、雇用、開発、住宅、商業とつなげて見る。
それが八幡経済圏の変化を把握するための、このページの役割です。
最新データ
2026年8月末
- 人口:67,696人
- 世帯数:34,507世帯
今後、新しい月の人口が公表されるたびに更新します。

