八幡市では、これから大規模な物流施設が生まれようとしています。
2026年3月には「MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ」が着工し、Ⅱは2026年11月の着工が予定されています。2棟を合わせた総延床面積は24万㎡を超える計画です。
これほど大きな物流施設になると、建物だけでなく、その周囲に広がる「地面」も重要なインフラになります。
大型トラックが走り、フォークリフトが動き、荷物を積み降ろし、雨が降れば大量の水を受け止める。
さらに、舗装の種類によっては排水設備や側溝、雨水浸透桝なども必要になります。
そこで今回注目したいのが「Dotcon(ドットコン)」です。
Dotconは、透水・貯留・浸透の機能を持つコンクリート舗装です。
単に「新しい舗装」として見るのではなく、
「物流施設の地面そのものに、雨水処理の機能を持たせる」
という視点で考えてみると、物流施設のつくり方だけでなく、地域防災や地域との共生までつながってくる可能性があります。
- 物流施設では「地面」が想像以上に重要
- Dotconは「地面そのもの」を雨水処理に使う
- 補助金の対象になる可能性もある
- 物流施設とDotconの相性を考えてみる
- 黒い粉の問題も「地面」で変えられるかもしれない
- 「全部をDotconにする」必要はない
- 無舗装のトラック駐車場という問題もある
- 新しく建てる物流施設なら、さらに可能性がある
- 大型物流施設の雨水を「外へ流す」だけでいいのか
- 物流施設が「地域の雨水を受け止める」という未来
- 物流現場で働いたからこそ分かる「地面」の問題
- Dotconは大規模物流施設だけの話ではない
- すでにDotconの実績と評価は出ている
- 八幡経済圏でDotconの導入事例が出たら追跡したい
- MFLP・LOGIFRONT京都八幡をこれから追う理由
- 大型物流施設の地面から、地域防災までつながる
- 大型物流施設の未来は「建物の外」にもある
物流施設では「地面」が想像以上に重要
物流施設の写真を見ると、まず目に入るのは巨大な建物です。
しかし、実際の物流現場では建物の周囲にある舗装面も重要な設備の一つです。
大型トラックが出入りし、フォークリフトが荷物を運び、車両が何度も方向転換する。
雨の日には水が溜まり、晴れれば車両の走行や作業によって粉じんやゴミが発生する。
地面は毎日、かなりの仕事をしています。
毎日掃除しても追いつかなかった黒い粉
以前、物流現場で働いていたときのことです。
荷積み・荷下ろしをする場所はコンクリートの地面になっていて、そこをカウンターリフトが頻繁に走り回っていました。
すると、そこには大量の黒い粉が溜まっていきました。
その粉がトラックやフォークリフトの排気によるものなのか、タイヤなどによるものなのか、正確な原因までは分かりません。
ただ、毎日掃除しても追いつかないほど大量に出ていたことは覚えています。
コンクリートは白っぽいため、黒い粉が非常によく目立ちます。
掃除しても、また溜まる。
物流現場では、こうした「地面を維持するための作業」も毎日発生しています。
雨の日には「滑る」という問題もあった
さらに、その場所はトラックが止まる場所でもありました。
雨が降ると地面が濡れ、フォークリフトが滑りやすくなることもありました。
物流現場では、フォークリフトが滑れば事故につながる可能性があります。
もちろん、滑る原因は路面だけではなく、タイヤの状態、雨量、速度、荷物の状態などさまざまです。
ただ、
「大量の黒い粉が出る」
「雨の日は滑りやすくなる」
「フォークリフトが走る」
という問題が同じ場所に存在していました。
こうした経験から考えると、物流施設の地面は単なる「舗装」ではなく、作業環境そのものだと感じます。
Dotconは「地面そのもの」を雨水処理に使う
ここでDotconが出てきます。
Dotconは、雨水をその場で受け止め、透水・貯留・浸透させる構造を持つ舗装です。
Dotcon+では、表面貯留と透水構造を組み合わせ、雨水の流出を抑えることを特徴としています。
つまり、
「雨が降ったら排水設備へ流す」
というだけではなく、
「地面そのものを雨水処理の一部にする」
という発想です。
水勾配や排水設備を減らせる可能性
Dotconの大きな特徴の一つが、ここです。
公式には、
- 水勾配不要
- 排水設備不要
- 浸透桝などの付帯設備が不要
- 地下貯留槽に頼らない雨水処理
といった特徴が示されています。
通常の舗装なら、雨水をどこかへ流すために側溝や排水設備、雨水浸透桝などを組み合わせることがあります。
それに対してDotconは、舗装自体に透水・貯留機能を持たせることで、排水設備への依存を減らせる可能性があります。
これは大型物流施設ではかなり大きな意味を持ちます。
排水設備を減らせれば、建設費も変わるかもしれない
巨大な敷地になれば、舗装だけでなく排水設備も大規模になります。
側溝を設ける。
排水計画を組む。
雨水浸透桝を設置する。
場合によっては地下貯留設備を設ける。
こうした設備が必要になれば、その分だけ工事費も発生します。
もしDotconによって、これらの設備の一部を不要にしたり、規模を小さくしたりできるのであれば、舗装単体の価格だけで比較する意味はありません。
Dotcon公式でも、水勾配や排水設備が不要になることに加え、助成金の利用によってコストを抑えられる可能性を示しています。
つまり比較するべきなのは、
「アスファルトはいくら」
「Dotconはいくら」
だけではなく、
「舗装+排水設備+雨水対策+将来の維持管理まで含めるとどうなるか」
です。
補助金の対象になる可能性もある
ここは企業が導入を検討するときには見逃せません。
Dotcon公式では、Dotcon+について「補助金の対象になる場合もあり」と案内しています。
ただし、補助制度は自治体や制度の目的、施工場所、事業内容などによって条件が異なります。
そのため、
「Dotconなら必ず補助金が出る」
という話ではありません。
導入を検討する場合は、その地域で利用できる雨水対策や浸透・貯留、環境対策などの補助制度を個別に確認する必要があります。
それでも、
「舗装費だけを見ると高い」
と思っていた企業にとって、
「排水設備の削減」
「維持管理」
「補助制度」
まで含めて比較できることには意味があります。
特に、これから大規模な駐車場や物流施設をつくる企業なら、一度は検討してもいい選択肢ではないでしょうか。
物流施設とDotconの相性を考えてみる
Dotconを物流施設と組み合わせて考える理由は、雨水だけではありません。
物流施設には、大型車両とフォークリフトが走っています。
大型車両・フォークリフトに対応するDotcon+
Dotcon+は、車道や物流エリアにも使える重荷重対応の製品として展開されています。
公式には、大型車両やフォークリフトが通行する物流拠点・搬入口エリアへの対応が示され、100kNの大型車荷重に対応するとされています。
物流施設では、
- 大型トラック
- フォークリフト
- 荷物を積んだ車両
- 繰り返しの切り返し
- 搬入口周辺の集中した車両動線
など、一般的な駐車場とは違う負荷がかかります。
だからこそ、物流施設で使える舗装なのかどうかは重要なポイントです。
雨の日の「滑り」も変わるかもしれない
ここは実際に物流現場を経験したからこそ気になるところです。
Dotcon+は公式に「歩きやすく滑りにくい」という特徴を掲げています。
Dotconには独特の開口部や目地があります。
この構造によって、濡れた路面でも滑りにくくなる可能性があります。
もし、フォークリフトが走る場所で同じような効果が得られるなら、物流現場にとっては大きな意味があります。
ただし、ここは現時点では「滑らなくなる」と断定できる話ではありません。
路面の状態、タイヤ、速度、雨量などによって結果は変わるでしょうし、逆に条件によっては別の滑りやすさが生じる可能性もあります。
だからこそ、
「実際にフォークリフトが走る物流施設で検証したらどうなるのか」
が気になります。
黒い粉の問題も「地面」で変えられるかもしれない
ここで最初の話に戻ります。
Dotconの本来の目的は、黒い粉を受け止めることではありません。
ただ、Dotconには目地や開口部があり、専用バキュームなどによるメンテナンスも想定されています。
そこで、
「物流現場で発生する細かなゴミや粉じんを、表面に広げ続けるのではなく、構造の中に受け止めることはできないか」
という発想が出てきます。
毎日掃除しても追いつかなかった場所を、
「日常清掃+定期的な専用機器によるメンテナンス」
という管理方法に変えられる可能性があります。
実際にどの程度のゴミを受け止められるのか、清掃回数を減らせるのかは、物流現場で試してみなければ分かりません。
だからこそ、これは「Dotconなら掃除が不要になる」という話ではなく、
「物流施設で試す価値があるのではないか」
という話です。
「全部をDotconにする」必要はない
Dotconを考えるとき、もう一つ重要なのが部分導入です。
巨大な物流施設だからといって、敷地全部をDotconにする必要はありません。
困っている場所だけ地面を変える
例えば、
- トラックバース
- トラックの切り返しスペース
- フォークリフトが走る場所
- 搬入口
- 雨水が集まりやすい場所
- 水たまりができる場所
- 駐車スペース
- 施設の出入口
などです。
「全部やり直す」のではなく、「問題がある場所だけ変える」。
この発想なら、既存施設にも可能性があります。
既存のアスファルトを敷き直す前に考えてみる
例えば、現在トラックの駐車場をアスファルトで整備している企業があるとします。
長年使ってアスファルトが傷んできた。
そろそろ全面的に敷き直したい。
そのときに、
「今までと同じようにアスファルトを敷き直す」
だけではなく、
「Dotconという選択肢も比較してみる」
という考え方です。
初期費用だけでなく、
- 排水設備
- 補助制度
- 耐久性
- 維持管理
- 雨水対策
- 将来の再舗装
まで含めて比較する。
それでDotconの方が合理的なら、採用する理由が出てきます。
Dotconはコンクリートを使用するため、メーカー資料ではアスファルトに比べた耐久性の高さや維持管理負担の軽減を特徴として説明しています。
もちろん、実際の耐用年数や総費用は施工条件や使用状況によって変わるため、個別に比較する必要があります。
無舗装のトラック駐車場という問題もある
さらに、アスファルトより前の段階もあります。
トラック駐車場が無舗装のままになっているケースです。
無舗装なら土ぼこりと水たまりが問題になる
無舗装の駐車場では、トラックが走るたびに土ぼこりが舞うことがあります。
周辺に住宅や店舗があれば、近隣への影響も無視できません。
雨が降れば、
- 水たまりができる
- 地面がぬかるむ
- タイヤで土が運ばれる
- 路面が荒れる
といった問題も起きます。
もちろん、土地の状態や排水条件によって状況は変わります。
それでも、
「安いから無舗装のまま使う」
という方法にも、周辺環境や維持管理まで考えるとコストが存在します。
無舗装からDotconへという選択肢
無舗装よりは、当然ながら舗装工事の費用がかかります。
しかし、そこから先を考える必要があります。
アスファルトにする。
Dotconにする。
無舗装のまま使い続ける。
この3つを、
「初期費用」
だけで比較するのではなく、
「排水」
「土ぼこり」
「水たまり」
「耐久性」
「維持管理」
「周辺への影響」
まで含めて比較する。
そうすれば、Dotconを選ぶ意味が見えてくるケースもあるかもしれません。
新しく建てる物流施設なら、さらに可能性がある
既存施設だけではありません。
これから新しく物流施設を建設するなら、地面についてもっと早い段階から考えられます。
八幡市では、MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱの整備が進んでいます。
Ⅰは2026年3月に着工済みで、Ⅱは2026年11月の着工が予定されています。
詳しい計画や完成時期については、別記事で整理しています。
MFLPⅡにDotconが入るとは限らない
ここははっきりさせておきたいところです。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡ⅡにDotconが導入されるという発表はありません。
すでに大規模な計画が進んでいる施設なので、今から全面的に仕様を変更できる可能性も高くないでしょう。
ただし、
「一部だけDotconにする」
という選択肢まで考えると話は変わります。
例えば、
- 一部のトラックヤード
- フォークリフトが集中する場所
- 雨水処理を重視する場所
- 実証的に導入する場所
などです。
全面採用ではなく、一部分だけ。
そういう使い方なら、検討の余地が残っているかもしれません。
これから設計する物流施設なら、もっと面白い
そして、MFLPⅡだけが対象ではありません。
これから新しく物流施設を計画する企業なら、もっと早い段階から、
「舗装をどうするか」
だけではなく、
「雨水をどう処理するか」
「排水設備をどこまで作るか」
「車両が走る場所をどうするか」
「雨水処理と舗装を一体化できないか」
まで考えることができます。
ここまで考えると、Dotconは単なる舗装材ではありません。
物流施設のインフラ設計そのものに関係してくる技術になります。
大型物流施設の雨水を「外へ流す」だけでいいのか
ここから、地域側の話につながります。
八幡経済圏では、物流施設だけでなく、道路や産業、商業などを含めた大型開発が同時に進んでいます。
巨大な物流施設には広大な敷地があります。
そこに大量の雨が降れば、その雨水をどう処理するのかという問題が生まれます。
もちろん、現在の大型物流施設では、それぞれの開発計画や地域の基準に沿って雨水対策が検討されています。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱについても、河川の付け替えや湛水池などを整備し、地域の治水向上に寄与する計画が示されています。
ここで考えてみたいのは、
「物流施設から出る雨水をどうするか」
だけではありません。
「物流施設そのものを、地域の雨水対策の一部として考えられないか」
という発想です。
物流施設が「地域の雨水を受け止める」という未来
これは現在のMFLPがそうなるという話ではありません。
これからの物流施設について考えたい、一つの可能性です。
敷地の一部に雨水を受け止める場所をつくる
巨大な敷地をすべて同じ舗装にするのではなく、
「雨水を受け止めたい場所」
「車両が集中する場所」
「広い舗装面」
など、役割に応じて使い分ける。
Dotcon+は表面貯留と透水構造を組み合わせ、急激な雨水流出を抑えることを特徴としています。
これを敷地全体の雨水計画と組み合わせられるなら、物流施設の「地面」の役割はかなり変わります。
「地域に負荷をかけない」から「地域を守る」へ
大型物流施設が街にできると、
「トラックが増える」
「交通量が増える」
「巨大な建物ができる」
といったマイナス面が先に意識されがちです。
しかし、
「雨水をできるだけ敷地内で受け止める」
「災害時にも機能する」
「地域の治水に貢献する」
「地域と共生する」
というところまで考えられれば、物流施設の見方は変わるかもしれません。
単に「地域に負荷をかけない施設」を目指すのではなく、
「地域に何を返せる施設なのか」
まで考える。
これが、これからの大型物流施設には必要なのではないでしょうか。
物流現場で働いたからこそ分かる「地面」の問題
物流施設を外から見ると、建物が主役になります。
しかし、そこで働く人にとっては、毎日使う地面の方がずっと身近です。
- フォークリフトが走る
- トラックが止まる
- 車両が切り返す
- 荷物を積み降ろす
- 雨が降る
- 水が溜まる
- 粉じんが出る
- 地面を掃除する
こうした一つ一つが、毎日の物流を支えています。
だからこそ、物流施設を考えるときには「建物」だけでなく、「地面」まで見る必要があります。
Dotconは大規模物流施設だけの話ではない
ここまで大型物流施設を中心に考えてきましたが、この考え方は大企業だけのものではありません。
八幡経済圏には、新設される大型物流施設だけでなく、すでに稼働している物流拠点も数多くあります。
中小企業の倉庫や工場
フォークリフトを使っている中小企業の倉庫や工場でも、
- 水たまり
- 路面の傷み
- 車両の切り返し
- 清掃
- 雨水処理
など、地面に関する問題は起こります。
トラック駐車場
トラック駐車場なら、
- アスファルトの劣化
- 雨水処理
- 水たまり
- 土ぼこり
- 排水設備
- 再舗装
といった問題があります。
工場・物流拠点の出入口
大型車両が集中する出入口だけをDotconにするという考え方もあります。
すべてを一気に変えるのではなく、
「一番困っている場所から変える」
という方法です。
すでにDotconの実績と評価は出ている
ここまで可能性の話をしてきましたが、Dotcon自体がまだ構想だけの技術というわけではありません。
公式サイトでは、住宅や駐車場、公共空間、倉庫などさまざまな施工事例が紹介されています。
また2025年8月には、「Dotcon工法」が公益社団法人雨水貯留浸透技術協会から、雨水の流出抑制・浸透機能、耐久性、施工性、環境配慮などについて技術評価認定を受けています。
Dotcon+についても、大型車荷重100kNへの対応、物流エリア・搬入口への対応、表面貯留、浸透桝などの付帯設備を不要とする構造、メンテナンス可能という特徴が示されています。
さらに、Dotcon工法では定期点検を年1回以上、必要に応じて行うことが維持管理の基本とされています。
つまり、
「こんな舗装があったら面白い」
というアイデアだけではなく、すでに施工・評価・維持管理の仕組みが存在しています。
問題は、それを物流施設でどう使うかです。
八幡経済圏でDotconの導入事例が出たら追跡したい
ここまで考えると、八幡ビジネス通信として今後追いかけてみたいことがかなりあります。
もし八幡経済圏の物流施設や工場などでDotconが導入されることがあれば、
- どの企業が導入したのか
- 新築施設なのか既存施設なのか
- どの場所に施工したのか
- DotconとDotcon+のどちらなのか
- トラックが走る場所なのか
- フォークリフトが走る場所なのか
- 雨水対策が目的なのか
- 排水設備をどこまで減らせたのか
- 補助金を利用したのか
- 清掃負担は変わったのか
- 雨の日の路面状態はどうなのか
- 導入後の現場の評価はどうなのか
まで見ていきたいところです。
特に大型物流施設での導入事例が出れば、
「巨大な物流施設にDotconを導入すると、実際に何が変わるのか」
という非常に面白い事例になります。
MFLP・LOGIFRONT京都八幡をこれから追う理由
MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅰ・Ⅱは、八幡市にとって非常に大きな物流開発です。
そして、今後は施設の完成だけを見る必要はありません。
入居する企業が決まれば、どのような物流が行われるのかが見えてきます。
求人が出れば、どんな仕事が生まれるのかが分かります。
稼働すれば、トラックやフォークリフトがどのように動くのかを見ることができます。
さらに、地域との共生や雨水対策まで見れば、
「巨大物流施設が八幡の街に何をもたらすのか」
というところまで追いかけられます。
その中の一つとして、地面の仕様も見ていきたいところです。
もしDotconが一部でも採用されれば、それも八幡の物流を考えるうえで重要な情報になります。
大型物流施設の地面から、地域防災までつながる
Dotconについて調べていくと、最初は単純な舗装の話に見えます。
しかし、実際にはもっと広い話につながります。
地面を変える。
↓
排水設備の考え方が変わる。
↓
雨水を敷地内で受け止める方法が変わる。
↓
施設の治水・防災への関わり方が変わる可能性がある。
↓
地域との共生のあり方も変わるかもしれない。
大型物流施設では、こうした一つ一つが大きな規模になります。
だからこそ「地面」を考えることには意味があります。
大型物流施設の未来は「建物の外」にもある
MFLP・LOGIFRONT京都八幡ⅡにDotconが導入されると決まったわけではありません。
すでに計画が進んでいる施設なので、今から全面的に仕様を変更できるとも限りません。
それでも、一部の場所だけをDotconにするという選択肢なら、検討できる可能性はあります。
そして、これから新しく物流施設を計画する企業であれば、もっと早い段階から、
「この施設の雨水をどう処理するのか」
「排水設備をどこまで必要とするのか」
「舗装と雨水処理を一体化できないか」
「大型車両が走る場所をどうするのか」
「維持管理をどうするのか」
を考えることができます。
さらに、既存のアスファルト駐車場を敷き直そうとしている企業、無舗装のトラック駐車場を改善したい企業にとっても、Dotconを比較対象に入れる意味はあります。
初期費用だけを見るのではなく、
「舗装+排水設備+補助制度+維持管理+雨水対策」
まで含めて考える。
そうすれば、単なる「舗装の選択」が、物流施設全体のコストや環境、地域との関係を考える話になってきます。
Dotconがすべての物流施設に適しているとは限りません。
地盤、施工条件、荷重、雨水処理計画、自治体の基準など、実際に導入するには個別の検討が必要です。
それでも、
「今までと同じ舗装を選ぶ」
以外の選択肢があることは知っておいてもいいでしょう。
八幡市で実際にDotconを採用する物流施設が出てくれば、八幡ビジネス通信でも、その導入の経緯や実際の効果まで追いかけてみたいと思います。
大型物流施設の未来を考えるとき、建物だけを見る必要はありません。
トラックが走り、フォークリフトが動き、雨を受け止め、人が働く。
その「地面」から、物流と地域の未来を考える。
そんな視点があってもいいのではないでしょうか。

